自分で考える
毎年恒例のサマーキャンプに、今年は5年生が5人参加してくれた。
高学年になると、私たちキッズコーチのサポート役としても...
Jun/27/2024
KBCで過ごす中で、子どもたちは様々な経験を重ね、毎日一歩ずつ成長。
「KBCものがたり」では、キッズコーチや保育士、栄養士たちが、キラキラ輝く子どもたちの成長の姿を記しています。
小学生と関わっていると必ず聞く言葉。
キッズコーチという立場上、子どもに宿題を促すのに日々あの手この手を使うのだが、宿題をやりたくないという子どもの気持ちは良く分かる。私も子どもの頃は同じだった。
ゆうじ君は、勉強があまり好きではない1年生の男の子。宿題になかなか取りかからず、毎日終わらせるのに苦労していた。そんなある日、3年生のりょう君が、ゆうじ君の目の前にポンッと国語辞典を置き、丁寧に使い方を教え始めた。初めはきょとんとしていたゆうじ君も、だんだんと興味深く聞き始めた。
りょう君に、どうしてそんな行動をしたのか聞いたが「なんとなく。」と答えるだけ。しかし、その日からゆうじ君は少しずつ変わり始めた。
知らなかったことを知るのが楽しいようで、自主的に宿題に取り組むようになったのだ。
これをきっかけに、ゆうじ君はいつも辞書を持ち歩き、「辞書は役に立つなぁ~」と、気になった言葉を調べては皆にその意味を教えてくれる。
今では、店舗でナンバーワンの『もの知り博士』だ!