いつも元気いっぱいでサッカーが大好きなたくみ君。
誰とでも仲良くなるし勉強も運動もそつなくこなすが、そんな彼にはどうしても苦手なものがある。

枝豆とほうれん草が大の苦手なのだ。
私はいつも「1粒だけでもいいから。」「一口だけ食べてみよう」と声を掛けるが、一口食べるごとに、悪戦苦闘しているたくみ君。

それでも、「一口、一粒」を目標にコツコツ頑張り続け、私も毎回味付けを変えたり工夫をして、約3か月が経った。

一粒から量が少しずつ増えていき、とうとう他の子どもたちと同じ量を食べられるようになった。

「給食のほうれん草は、まだちょっとしか食べられないけれど、KBCの夕食だと食べられる！」と嬉しい一言までもらった。

たくみ君のように、苦手なものを克服できるよう諦めることなく、ゆっくりと丁寧に子どもたちに寄り添っていきたい。