自分で考える
毎年恒例のサマーキャンプに、今年は5年生が5人参加してくれた。
高学年になると、私たちキッズコーチのサポート役としても...
Jun/27/2024
KBCで過ごす中で、子どもたちは様々な経験を重ね、毎日一歩ずつ成長。
「KBCものがたり」では、キッズコーチや保育士、栄養士たちが、キラキラ輝く子どもたちの成長の姿を記しています。
キッズコーチの私がある球団のファンであることは、子ども達にも周知の事実で、野球好きの子どもと「昨日の試合は、あのヒットが決定打だったね!」「あの選手、最近調子いいよね!」と、いつも盛り上がる。5年生のしゅう君は、私とは違う球団の熱烈なファン。「何であんなチームが好きなの!?」「そっちのチームには負ける気がしない」などと言ってくる。年頃のせいか、普段も強気な発言が多い。
日本シリーズで盛り上がる頃、KBCでは毎年恒例のハロウィンパーティーを開催している。今年のしゅう君は、なんと私の贔屓にしている球団のユニフォームで登場!
さらには、私が好きな選手の背番号のユニフォームを着ている。選手のピッチングフォームやバッティング研究をし、それらを披露してくれた。
「もしかして、好きな球団変わったの!?」と本人に聞いても、「まぁ、べつに。」としか答えてくれない。
後日、しゅう君のお母さんが、好きな球団が変わったわけではなく、私を喜ばせようと、試合を見に行った時に、自分が好きな球団の応援を差し置いて、相手の選手のフォームや特徴を一生懸命メモに書いていたのだと教えてくれた。
子どもにとって、好きなものを我慢することは、大きな決断なはずだ。人のためにここまでできるしゅう君のファンでい続けようと私は思う。