自分で考える
毎年恒例のサマーキャンプに、今年は5年生が5人参加してくれた。
高学年になると、私たちキッズコーチのサポート役としても...
Jun/27/2024
KBCで過ごす中で、子どもたちは様々な経験を重ね、毎日一歩ずつ成長。
「KBCものがたり」では、キッズコーチや保育士、栄養士たちが、キラキラ輝く子どもたちの成長の姿を記しています。
今日は、「手作りおやつの日」。
子どもたちが主体となり、何を作るか、どんな材料を買うかを話し合い、予算内に収まるように計算をして、スーパーに買い出しにも行くのだ。
このイベントを成功させるべく、リーダーとして選ばれた4年生のじゅん君。
私たちは極力、口を出さないように見守る。
最初は、子どもたちだけでは意見がまとまらず、じゅん君がアイコンタクトで私に助けを求めてきたが、「がんばれ!」とジェスチャーをすると、じゅん君なりにまとめようと奮闘。
一つ一つ何かを決めるたびに、じゅん君は顔を真っ赤にしながらみんなの意見を聞いていき、合致するものを見つけていく。
そして、じゅん君と子どもたちは私たちに一切頼らず、立派に買い物を済ませ美味しいおやつを作り、イベントは大成功に終わった。
イベント終了後、じゅん君がそっと私の側にやってきた。
私が「ずっと見ていたよ。よく頑張ったね」と言うと、じゅん君は「うん」と小さくうなずいた。
大人がつい口を出したくなる事もあるが、子どもたちの自主性に任せることの大切さを改めて感じた出来事だった。