今回の社員インタビューでは、中途でKBCに入社し、5年間ずっとKBCα都立大学でキッズコーチをしている谷島コーチ(コーチネーム:めぐみん)をご紹介します。KBCαブランドに惹かれ入社したという谷島コーチが語る、KBCαの「コミュニケーション講座」の魅力とは…?
◆まずは自己紹介をお願いします。
もともと小学校の先生になりたいと思い、国語教育を専攻していました。幼少期から日舞や能・狂言に触れる機会があり、大学卒業後は伝統芸能関係の職に就いていましたが、もっと子どもと関わりたいと思いKBCに入社しました。コミュニケーション講座を中心としたまなびプログラムに興味を持ち、入社前からKBCαでの勤務を希望していました。
◆谷島コーチが考える、KBCαの魅力について教えてください。
まず一番にお伝えしたいのが、KBCαの「コミュニケーション講座」や「子どもライブラリー」は、学校や塾の国語の授業とは全く違う!ということです。
学校や塾だと、読解力を鍛えたり、文法など勉強しますが、「コミュニケーション講座」では、人前で自分の想いや考えを話すこと、相手に伝わるように伝えること、相手の考えも受け入れること等を中心にまなびます。大人でも難しいような、社会に出たときに本当に必要な力を養っていると思っています。
コミュニケーション講座は学年ごとに4部構成されていますが、1年目の「ベーシック」では、緊張せずにリラックスして、楽しみながら自分の想いや考えをまとめて、伝えていくことをまなびます。子どもの中には、自己紹介でちょっと恥ずかしくて、もじもじする子ももちろんいます。講座の根底にあるのは、子ども自身が「楽しい」と思うことです。最初はもじもじしていた子も、講座の中でどんどん慣れ、話すこと、伝わることが楽しいと感じ、自然とお話しができてくるようになります。
2年目の「スピークアップ」ではディスカッションも行います。相手にも分かるように伝える力、うまく要約したり、自分とは違う他人の考えを知り、受け入れていく力も育ちます。
3年目の「アドバンス」では、ディベートに挑戦します。ただ意見を述べるのではなく、「根拠」が必要になり、より論理的なお話しができるようになります。まわりの情報を集めたり、整理する情報編集力や判断力も育まれます。
4年目の「マスター」では、子どもたちがより主体となって、1つのテーマについて深堀りし、どんなアクションができるかを考えます。SDGsや社会についてまなび、自分たちの立場に置き換え、何ができるかを見つけていきます。1年を通して、社会や世界への探求心がぐっと深まります。
◆「コミュニケーション講座」の中でも、谷島コーチのおすすめはありますか?
やはり、4年目の「マスター」は格別です!子どもたちの考えを中心に、キッズコーチが一緒につくっていく講座です。紛争が起きている地域の話をきっかけに、子どもが興味をもって、自ら図書館にいって自分で調べたことを発表してくれたこともありました。
◆コミュニケーション講座では、1年間のまなびの集大成として、子どもたちが保護者やお友だちの前で自らの考えや研究内容について発表するスピーチコンテストがありますね。成長した子どもたちの姿を見て、なにを感じますか?
堂々とスピーチしている姿をみると、とても嬉しい気持ちになります。12月からテーマを決めはじめ、子どもと一緒に準備をしています。子どもの言いたいこと・伝えたいことを、子どもと一緒に整理する作業はとても貴重です。事前に準備をしても、子どもによって捉え方や考え方は違うので、毎回振り返りと反省があります。
◆子ども自身が言いたいことを、子どもと一緒に整理する…キッズコーチ自身にも、とってもコミュニケーション力を必要とされる時間かと思いますが、谷島コーチが大事にしていることは何ですか?
子どもの話を、じっくり聞くことです。喧嘩をすることにも、ちゃんと理由があります。答えはその子の中にある…!決めつけずに、誘導せずに、とにかく話をまず聞くことを大事にしています。私自身とても頑固なので、粘り強く、子どもとお互いに良いねって思えるように、日々取り組んでいます。
◆それでは、最後にひとことお願いします!
小学生のとき、ふと経験したことがその後の人生に活きることがあると思います。私自身、幼少期の日舞に触れた経験がそうでした。KBCのキッズコーチとして、日常生活の中ではもちろん、講座や多様なイベントの中で、子どものいろんな可能性を探れる!と考えています。その子が大きくなったときに、思い出す時間、経験であってほしいという想いで、日々子どもと関わっています。