自分で考える
毎年恒例のサマーキャンプに、今年は5年生が5人参加してくれた。
高学年になると、私たちキッズコーチのサポート役としても...
Jun/27/2024
KBCで過ごす中で、子どもたちは様々な経験を重ね、毎日一歩ずつ成長。
「KBCものがたり」では、キッズコーチや保育士、栄養士たちが、キラキラ輝く子どもたちの成長の姿を記しています。
1年生の頃から通ってくれていたりょう君。
感情の波が大きくて、笑ったり泣いたり怒ったり、悲しい感情のときには、私たちキッズコーチとじっくり話して、少しずつ心をほぐしていました。
翌年、2年生になったりょう君に異変が!
昨年のりょう君と同じように泣いている1年生の子を見つけると、りょう君はそっと近づきハンカチを渡して、背中をさすってあげていたのです。
「大丈夫だよ。何があったの?」と、自分が掛けられていた言葉を思い出すように優しく話しかけていました。
その後、りょう君に「とっても素敵だったよ!優しいお兄さんだね。」とそっと声を掛けると
「俺キッズコーチだから!大きくなったらキッズコーチになるから!」と答えてくれました。
私は子どもの口から「キッズコーチになりたい」と直接聞くのが初めてだったので
思わず気持ちが込み上げて、嬉しくて泣いてしまいそうになりました。
今でも感情の波が大きくなることもあるりょう君ですが
人一倍、相手の気持ちが分かるりょう君ならきっと素敵なコーチになれると思っています。