3月20日土曜日、第4回目となるKBCαのスピーチコンテストは、株式会社ファンケル様の協賛で、高津市民会館大ホールにて開催。
2年生以上の子どもたちがそれぞれのスピーチを展開した。感染症予防対策のためスクール毎に入れ替え制で開催。それでも大きな会場で聴衆の前でのスピーチは緊張そのもの。
今年のテーマは「今つたえたいこと」。子どもそれぞれ伝えたいことを立派に発表していた。
活舌良く大きな声発表する子、聞き手の関心を高める上手な組み立てができる子、身振り手振りでプレゼンする子、想いをこめてゆっくり話す子、論理的で説得力があるスピーチをする子、どのスピーチもすばらしいし個性が表れている。
コミュニケーション講座では1年生で自己紹介をきちんとできるようになることから始め、徐々にスピーチの基礎を学び
2年生から舞台で自己表現をする。
アドバンスクラスを経て、高学年のマスタークラスでは社会問題を研究して、解決のための行動をして、1年の活動を通してスピーチする。今年はSDGsから各チーム、それぞれテーマを決めて行動。
αたまプラーザの5年生は海とマイクロプラスチックの環境問題。NPOのボランティア活動に参加して海のゴミ拾いをし、その元となるゴミが街から来ることを知ると街のゴミ拾いをテーマに他の子どもたちを巻き込んで公園をきれいにした。大人、地域の人との対話と自分の体験を素にしたスピーチは力強く、この子の行動力と成長に感動した。
α二子玉川の高学年チームは優しいまちづくりをテーマに、多様な人が住むコミュニティについてプレゼンした。差別と区別の違い、バリアフリーには物理的バリアだけでなく心理的バリアがあること、性の多様性については、素直な自分の感情と向き合いながらAgree to Disagree 考えの違いがあることを認め合う。という領域にたどり着く。私が好きな映画でもありこの行動力に驚かされたが、ペイフォワード(恩送り)のキャンペーンを展開。
ここまで成長するのかと、子どもたちの素晴らしい成長と、子どもたちの主体性を大切にプログラム開発に関わってきた全てのキッズコーチに最大の賛辞を送りたい。